長澤 直史

営業局ビジネスプロデュース部
プロフィール
福島でのテレビ局勤務を経て2019年に入社。以後、営業局、編成制作局に所属し、2024年より現職。2011年に東日本大震災で被災した経験から「全国放送の立場で地方の魅力や現状を発信したい」とBS朝日入社を決めた。
デジタルプロモーションと地方創生
ビジネスプロデュース部は2024年7月に立ち上がったばかりの新しい部署で「デジタルツールを活用した新規事業の立ち上げや営業局員のセールス支援」「地方創生に関わる業務」の2つが柱となります。
番組のCMにどのようなデジタル施策を組み合わせていけば視聴者によりリーチし、話題性が広がるのか。TVerやSNS、屋外広告などを組み合わせた施策やデータ提供で現場を支援しています。
もう一つは地方創生に関わる業務です。全国放送というメリットを活かして、地方の観光促進やコンテンツ開発などに取り組んでいます。地方自治体の首都圏プロモーション支援の他、ゲームやXR技術を活用して海外の方々に日本の文化に親しんでいただけるコンテンツの開発など、業務は多岐に渡ります。
芸妓さんのお座敷遊びを海外でVR体験
新潟・古町芸妓の施策を知ったのは、新聞の記事がきっかけでした。芸妓というと京都の祇園を思い浮かべる方が多いですが、実は新潟にも200年の伝統を誇る花街文化があり、古くからの街並みとともに現存しています。これを広く知ってもらうため、VRゲームを開発し、SXSW Sydney 2023(オーストラリア・シドニーで開催される世界的なテクノロジーの展示会)に出展しました。
オンラインで新潟とシドニーをつなぎ、来場者がVR空間内で実際の芸妓さんとお座敷遊びを体験できる仕組みを提供。海外の方々に、知る人ぞ知る観光名所や日本の伝統文化を楽しんでもらいました。こうした施策は今後も続けていくつもりです。
これから私が目指す、と言いますか忘れずにいたいことは、「BS朝日が誰かの課題解決のツールになっているか」という視点です。視聴者にとっては、新しい趣味を始めるきっかけや、お出掛け情報として役立つ存在でありたい。一方で、広告主にとっては、自社商品の認知拡大や販売促進につながる効果を届けたいと考えています。
こうした目標を実現するために、新しいツールやコンテンツの開発に取り組んでいます。特に大切なのは、視聴時間以上の価値を提供し、出稿金額以上の効果を実感していただくことです。それを忘れてしまうと自己満足の企画に陥ってしまうので、常に気を付けるようにしています(笑)。
また、BS朝日のコンテンツパワーを高め続けるためには、ただテレビをつけてBSを選び、5チャンネルを押してもらうのを待つだけではいけません。日々の生活の中で、BS朝日のコンテンツに自然と触れていただけるような仕掛けをつくり、生活者との接点を増やしていくことが、これからの重要な課題だと考えています。

1日のスケジュール

10:00
出勤
フリーアドレスなので、まず自分のデスクを決めます。東京タワーが綺麗に見える席を確保できると1日が快適です。その後、ミーティング、リサーチなどをこなします。
12:00
昼食
昼食はEXタワー17F階の社員食堂でサクっと済ませることが多いです。オリジナルのプリンがとても美味しいので、3日に一度はデザートとして購入しますが、早く行かないと売り切れてしまう!
13:00
オンラインミーティング
広告主や広告会社の方々とは、オンラインでの打合せが多いです。とくに地方創生の案件は全国の方々とお話しする機会があります。
15:00
社内ミーティング
プロジェクトの進捗状況の報告や、企画内容の相談などを話し合います。長いときは、2時間くらいの濃密な内容になることも。
17:00
資料作成
おもに広告主に提案する企画書が多いです。必要に応じて社内の番組の制作担当や営業担当と打合せもし、スピーディーに仕上げることを意識しています。
19:00
退勤
なるべく小学生の子どもが眠る前に帰れるよう、心がけています。

就活生へのメッセージ

今のテレビ業界には定石はありません。どんな新しい発想やコラボレーションも柔軟に、前向きに取り組んでいく必要があります。そのためには熱意が必要です。自分が本当にやりたいことをぜひ教えてください。得意不得意は関係ありません。その「やりたいこと」を、会社を活用してビジネスとしてどう実現させるか、という視点はこれからもっと大切になってくるだろうと思います。
BS朝日は他業界からの中途採用者も多いので、さまざまな知見を持った社員が集まっていることも魅力の一つ。きっと、みなさんのアイデアを具現化する助太刀をしてくれるはずです。みなさんが考える「新しいテレビ」に対する素直な気持ちと、純粋な志で、ぜひBS朝日にエントリーしてください。